Hardened
焼入鋼帯
『焼入鋼帯』について
自動車業界をはじめ、刃物、ゼンマイ、住環境など、さまざまな分野に使用されており、お客様の工程省略にも貢献できる焼入鋼帯を取り揃えております。
『焼入鋼帯』の特徴
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硬さが高く、バネ性が強いです
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じん性が良いです
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耐摩耗性が良いです
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プレス品での熱処理レス
鋼帯をオーステナイト化温度まで加熱し、その温度から常温まで急冷することで、マルテンサイトという状態に変化します。これをマルテンサイト変態と呼びます。
焼入鋼帯は、このように短時間で急激に冷却、変態することにより熱応力や変態応力の影響を受け、変形しやすい特性を持ちます。
マルテンサイト組織は非常に高硬度でじん性に乏しいため、用途に合わせて「焼戻し」を行います。
焼入れ鋼帯とは、上記のように、みがき特殊帯鋼に熱処理を施した鋼帯で、所定の硬さ、優れた弾性、強靭性、平坦度、緻密な肌を兼ね備えた鋼帯です。
『焼入鋼帯』の表面仕上げ
- 研磨仕上げ(Polished)
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区分 概要 白(Polished) 熱処理後、研磨して仕上げたもの 青(Polished & Blue tempered) 熱処理後、研磨して青色に仕上げたもの 茶(Polished & Brown tempered) 熱処理後、研磨して茶色に仕上げたもの 鏡面(Special Surface) 熱処理後、特殊研磨仕上げしたもの
- 光輝仕上げ(Tempered)
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区分 概要 光輝白(Tempered) 熱処理時に白色に仕上げたもの 光輝青(Blue tempered) 熱処理時に青色に仕上げたもの 光輝茶(Brown tempered) 熱処理時に茶色に仕上げたもの